試験当日の問題用紙公開!使った文房具と与件文色分け法

試験当日の問題用紙公開!使った文房具と与件文色分け法

こんにちは。中小企業診断士のまっころです。

今回は、私が使った文房具と、与件文の色分け方法をご紹介したいと思います。

また最後に、試験当日に実際に書き込みを行った事例Ⅰ~Ⅲの問題用紙を公開したいと思います。(事例Ⅳの問題用紙は、計算メモが汚く残っているだけで参考にならないため、省きます)

ちなみに私が試験中、机の上に出していた文房具は、

  • シャープペン×2本
  • シャープ芯
  • 消しゴム×2個
  • ペン型消しゴム
  • フリクション蛍光ペン×6色
  • フリクション4色ボールペン1本
  • 定規

と、かなり大量です。私の見える範囲では、私以上に筆記用具を使っている人はいませんでした。ちょっと恥ずかしかったです(笑)

これから私の色分け法を書いていきたいと思います。もちろん私の方法が正しいとは思っていません。人それぞれ、自分に合った方法を選べばよいと思います。

使った文房具

シャープペン×2本

説明の必要はありませんね。予備を含めて2本です。ちなみにカバンの中には「念のための3本目」が入っていました。

シャープ芯

これも説明不要ですね。シャープペンの中には2~3本の芯が入っていましたので、まず切れることは無いのですが、私は心配性なので。もちろん使う機会はありませんでした。

消しゴム×2個

消しゴムも2個です。1個落としたら拾ってもらえば良いのですが(実際に1回落とし、拾ってもらいました)、もしそれが「終了1分前に修正が必要になった時だったら」と思うと、準備せざるを得ませんでした。

ペン型消しゴム

細かいところを消したくなること、ありますよね。何回か使用し、役に立ちました。

フリクション蛍光ペン×6色

6色ものフリクション蛍光ペンは、「設問文と与件文を対応させるため」に使用しました。例えば、「与件文の中で第1問に関連するところにはピンク、第2問に関連するところはイエロー」というように、マーカーを引いていました。

6色ありますので、最大設問6まで対応できます。1つの問題で「設問1、設問2がある場合」もよくありますが、その場合はもちろん色分けします。

 

「ペンを持ち替える方が手間」という声が聞こえてきそうですが、私はそれよりも「与件文をパッと見たときに、全体を把握しやすい」方を優先しました。

確かに持ち替えは手間なのですが、「与件文は何度も読み返し」ますよね?その時に色分けされていると、本当に読みやすいんです。

 

「この部分は第3問に対応だな」と読むこともできますし、そもそも色分けしてあるところは、実際に解答を書くまでそれほど読み返す必要はなく、色分けされていないところを重点的に読み直すことができます。

また、全体をパッと見て「グリーンが無い=第4問のヒントが全く得られていない」といったことが、一目瞭然となります。その際は、「その問題のヒントを重点的に探す」もしくは「一旦諦めて後回しにする」などの判断がしやすくなります。

このように使えることから、私はフリクション蛍光ペン×6色を持ち込みました。私からすると、マーカーを1~2色しか使わないのはもちろん、シャープペンのみで挑むなんて考えられませんでした。この辺りはそれぞれの好みなので良いんですけどね。

フリクション4色ボールペン1本

さて、フリクション蛍光ペン×6色を持ち込んだだけでなく、4色のフリクションボールペンも持ち込んでいました。さすがにやりすぎと思いますか?(笑)

本当はボールペンも6色くらい持ち込みたかったところですが、フリクションボールペンはこれ以上色のバリエーションが無かったので諦めました。「消せないと使いにくい」ので、フリクション以外のボールペンという選択肢もありませんでした。

 

このペンの使い方は「SWOT分析」「社長の意思」「会社概要」などに下線を引くためです。本当は全て色分けしたかったのですが、色が足りなかったので、

  • 強み:青下線と「S
  • 機会:青下線と「O
  • 弱み:赤下線と「W
  • 脅威:赤下線と「T
  • 会社概要:緑下線のみ(資本金とか従業員数とかです)
  • 社長の意思:緑下線と「D」(何でもいいのですが、重複しないように夢=Dreamの「D」としました)
  • その他:必要に応じて緑色を使う

で書き込みを行いました。

ここまでやると、2回目以降に読むときに、頭に情報がスッと入ってきます。

もちろん人それぞれなのでどんなやり方でもいいのですが、与件文の読み方に悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか?

定規

問題用紙を破るためですね。開始直後にみんなでビリビリやるのかと思っていたら、そうでもなかったですね。破っていた人の方が少数派でしょうか?

私は事例Ⅱ以外ではメモが必要だったので破りました。事例Ⅰでは破ってみたものの使い道がなく、ゴミが増えただけでした(笑)

当日の問題用紙公開

上記のルールで色分けをした問題用紙を公開します。全て当日、試験時間中に行ったもので、加筆等は行っておりません。ご参考になれば幸いです。

事例Ⅰ

まずは事例Ⅰです。

ちなみに、色分けを間違えないように、先に設問にマーカーを引いていました。

事例Ⅰは、試験後の感触が微妙だったのですが、線の引き方も微妙ですね。設問に対応する箇所をあまり見つけられていない(=問題用紙が全体的に白い)ですね。

事例Ⅰは、与件抜き出しだけでなく、一次試験の知識を使う問題も多いので、どうしてもこうなってしまうのかもしれません。

事例Ⅱ

続いて事例Ⅱです。

事例Ⅱは、正にこのやり方が生きた事例だと思います。

例えば「第3問(イエロー)」の私の解答は、

英語に堪能な従業員を中心に、①旅館内の美術品を解説付きで案内する、②夕食の希望を聞き、料亭・割烹料理店から配達してもらう、③歴史ある街並み案内でSNS投稿を促す、等の交流を行い、口コミを誘発する。

ですが、与件文全体に散らばるキーワードを使用し、1つの文章にまとめられています。

これは、与件文全体をパッと見て、イエローのマーカーが目に飛び込んでくるからできることで、それが無ければどれかが漏れてしまったのではないかと思います。

(「②夕食の希望を聞き、料亭・割烹料理店から配達してもらう」とあるけど、既にこの旅館は「割烹料理店の仕出し対応」してなかったっけ?という突っ込みはご勘弁ください(笑)ミスです)

 

また、「第4問(グリーン)」の私の解答は、

施策は、①連続ドラマの舞台や夜通し続く祭り、名刹の通年ライトアップを旅館HPでPRする、②夕食をとれる料亭と連携し、共通クーポン券を発行する等、商業地域の商店と連携して夜を盛り上げ、宿泊需要を生み出す。

です。

与件文の中で、第4問に関連しそうな部分にマーカーを引き、その中から効果的と思われるキーワードを取捨選択し、1つの文章にまとめました。

これも、第4問に関連するところがパッと見て分からないと、まとめるのに苦労すると思います。

事例Ⅱは、この色分けを最も効果的に使えた事例だったと思います。

事例Ⅲ

最後は事例Ⅲです。

事例Ⅲは、第2問(オレンジ)と第3問(イエロー)の関連箇所が単純で、色分けするまでもなかったかもしれませんね。私も大雑把に色分けしています。

 

1枚目の下の方に第1問(ピンク)と第5問(ブルー)が重複しているところがあります。ここは、「工業団地組合での技術交流会・共同開発」が書かれているところですね。

私の解答は「第1問(ピンク)」

理由は、①金型設計~成形加工まで対応できる体制の構築や、教育等による加工技術力の強化、②工業団地組合の技術交流会の開催や、共同受注・開発による助け合い、等による。

「第5問(ブルー)」

戦略は、①工業団地内に電気・電子部品関連の企業が多く存在する立地環境、②C社のインサート成形という経営資源、を生かし、C社がリーダーとなり、技術交流会を継続して開催し、最終製品に近く付加価値が高い家電製品を、共同で開発・製造する。

となっており、この部分は両方に活用しています。

これは「気付かず重複して使ってしまった」のではなく「敢えて両方で使った」ところです。これも色分けをすることで、両方で使ったことが明確になっています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

限られた時間の中で、与件文から必要な情報を抜き出し、解答を書くためには、様々なテクニックも必要になると思います。

実は試験後、ある方の問題用紙(この方も合格された方です)を見る機会があったのですが、私の解き方とはあまりにも違ったため、とてもびっくりしました。自分に合った解き方が重要ということですね。

ぜひ色々な方法を試していただきたいと思います。

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