こんにちは。まっころです。
今回は、全7回に渡り、私が行った一次試験の科目ごとの勉強法を書いていきたいと思います。今回は運営管理です。
その他の科目はこちら
→経営法務
勉強時間と得点
総勉強時間
53.4時間
勉強方法内訳
- スピテキ:21.6時間(40.5%)
- スピ問:18.7時間(35.0%)
- 過去問:13.1時間(24.5%)
得点
- 平成29年度:42点
- 平成30年度:81点
反省など
この科目については、反省しかありません。
最初に用語の暗記につまずき、5ヶ月間という長い期間、勉強から離れてしまいました。最初に用語を暗記は無かったのですが、暗記しないとダメだと思い込んでしまったのです。
5ヶ月間のつまづきっぷりはこちら→独学合格までの道のりその1
その後、問題を解くことを学習の中心に据えることで理解を深め、最終的には81点という高得点を取ることができました。診断士試験は、本当に過去問中心の勉強が必要だと思い知らされます。
結果的にはスピテキ・スピ問・過去問と、バランス良く取り組めたと思います。
科目の特徴
この科目は、二次試験の事例Ⅲに関連しています。試験時間も90分と長く、とても重要な科目になります。
ただし、二次試験に関連するのはほぼ前半の「生産管理」のみで、後半の「店舗・販売運営」一次試験だけの科目となります。
(「店舗・販売運営」は、事例Ⅱの事例企業が小規模小売業だった場合、関連していると言えなくもありません。ただ、一次に合格できるレベルであれば、改めて勉強しなおす必要は無いと思います)
また、店舗・販売運営は日頃の生活の中でイメージしやすい分野だと思われますので、いかにして「生産管理」を効果的に学習するかがポイントだと思います。
そのための対策は、やはり過去問です。間違っても、「用語の暗記」「図をノートに書き写す」「テキストを◯周読む」といった勉強に逃げてはいけません。
参考書籍を読むのは効果的だと思います。お勧め参考書籍は後述します。
それでは分野ごとの特徴を書いていきたいと思います。
生産管理
「PQCDSME」「ECRS」「度数率」などの暗記をしたくなるかもしれませんが、まずはテキストをざっと読み、問題集をやり、過去問に取り組んだ方が良いと思います。
最終的には暗記が必要になるとは思いますが、それは後々の話です。
理解すべき点としては、
- 多種少量生産と少量多種生産の違いや、適した生産方法・レイアウトを理解する。それぞれのメリット・デメリットも言えるようにする。
- P-Q分析に関わる図や表(フロムツーチャートやアクティビティ相互関係図表など)を理解し、読めるようにする。
- 生産統制のためのスケジュール管理表(ジョンソン法を用いたものや、アローダイヤグラム)を書けるようにする。
など、根本的に理解を深める必要があり、これらを後回しにして暗記に走っても無意味です。
参考図書を読むのもお勧めです。私は以下の3冊を購入しました。「青木 幹晴 全図解トヨタ生産工場のしくみ」は分かりやすく、一番のお勧めです。
- 青木 幹晴 全図解トヨタ生産工場のしくみ
- 日本能率協会 新版トヨタの現場管理―「かんばん方式」の正しい進め方
- 神尾 寿 TOYOTAビジネス革命 ユーザー・ディーラー・メーカーをつなぐ究極のかんばん方式
最終的に暗記カードを使うのは有効だと思います。私も最後に詰め込むべき内容は、暗記カードを作成しました。
まちづくり三法
毎年数問出る分野で、完全に知識(=暗記)が必要な分野となります。
全てを覚えるのは効率が悪いので、まとめノートの内容に絞って暗記するのをお勧めします。
私の場合、まとめシートの存在を知ったのが一次試験に合格した後だったので使えませんでしたが、非常に効率が良い勉強法だと思います。
私は試験当日、直前の休憩時間はこの分野の最後の詰め込みに使いました。1日目の最後の科目。更に、企業経営理論の日本語を読み解いた後で頭の中はヘロヘロでしたが、頑張りました(笑)
店舗・販売管理
この科目は小売店、主にスーパーマーケットをイメージすることで、理解が早まると思います。
日々の生活で馴染みの深い分野なので、理解しやすい分野ではないでしょうか。
スーパーなどに行くときに意識することで、相当勉強になると思います。奥さんの買い物を手伝えば、ポイントも上がって一石二鳥ですね(笑)
フェイスを増やした効果、陳列方法、生鮮コーナーの照明の色、導線確保など、現場で得られる知識はとても重要で、定着しやすくなると思います。
私はこの科目で「西友のカカクヤスク、エブリデーロープライス」がちゃんとした戦略なんだと知り、西友に行くときはどんな工夫でコストダウンを行なっているか、見るようになりました。(名古屋なので西友はあまり無いんですけどね。バローもEDLPやってますので、参考にしました)
最後に
生産とかかわりのない仕事をされている方(私もそうでした)は、苦手な科目かもしれませんが、一度理解してしまえば安定して点数が取れる科目になると思います。二次試験にも関連が深い科目ですので、ぜひしっかり取り組んで得点源にしてほしいと思います。