二次試験の分析とファイナルペーパー公開 事例Ⅲ

二次試験の分析とファイナルペーパー公開 事例Ⅲ

こんにちは。まっころです。

今回は、私が各事例を分析した資料と、分析を通じて作成したファイナルペーパーを公開したいと思います。

ここでは事例Ⅲの分析と、ファイナルペーパーを公開します。事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅳは以下に掲載しています。

事例Ⅰ

事例Ⅱ

事例Ⅳ

問われる分野の分析

Chart by Visualizer

※分析は、平成25〜29年の5年分の過去問を元に行っています。

※出題回数ではなく、配点の割合でグラフ化しています。

※分類はいろいろな考え方があると思います。この分け方はあくまで私の考えです。

 

事例Ⅲの分析ですが、正直、だいまつさんのブログを読んでいただいた方がいいかもしれません(笑)

私が事例Ⅲで点が取れたのも(開示請求前ですが、合格できたので多分事例Ⅲもそこそこは取れてると思います)このブログのおかげです。

これから書くことは、だいまつさんブログに書かれていることを、言い方を変えて書いただけです。ぜひ、元のブログも合わせてお読みください。私は5回は読みました。

「中小企業診断士試験 一発合格道場」だいまつさんによる「【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」は→こちら

事例Ⅲは、問われ方が最も分かりやすい事例だと思います。苦手意識がある方こそ、ここで点数を稼げれば合格の確率が大きく上がるはず。パターンを覚えてしまいましょう。

成長戦略(全体の28%)

実は、事例Ⅲで最も多く問われるのは「成長戦略」です。最終問題で問われることがほとんどです。

成長戦略は、今後どうやって会社を成長させていくか(売上を上げるか、収益を上げるか、シェアを伸ばすか、など)を書かなくてはなりません。

 

事例Ⅰに近いですが、組織や人事は関係ないため、一次試験の「企業経営理論」に近いと言えます。ただ、事例Ⅰのように難しく考える必要はありません。

この設問はほとんど最終問題として出されますから、生産計画や生産性の向上については既に指摘した後になると思います。それらを総括し、「差別化された製品を、需要のある市場(大抵はニッチ市場)に投入する」ということが書ければ良いと思います。

 

私は事例Ⅲの最終問題が大の苦手でして、チマチマした改善活動を書いてしまうことが多かったです。

それを解決したのは「成長戦略を書くと意識して書く」ということです。これだけで解答の方向性が全く変わりました。

当日は事例Ⅲが始まると同時に、最終設問の横に(設問を読まない内に)「成長戦略」と書いて、絶対に意識するように心掛けました。

その結果、事例Ⅲの最終問題は、今回の試験の全事例を通じて、最もお気に入り解答になりました。(点数取れたかは分かりませんが・・・)

その解答はこちら→日本一早い!平成30年度二次試験の合格答案 事例Ⅲ

今でもたまに、この解答を見ながらニヤニヤしてます(気持ち悪)

生産管理(全体の21%)

2番目に来るのは「生産管理」です。この「生産管理」と次の「生産性・生産効率の向上」は、事例Ⅲの最重要論点と言えます。

この2つについては、上でも書いてますが、だいまつさんのブログを読んでください。私は目から鱗が200個ほど落ちました。

この2つは似ていますが異なる論点で、「生産管理」の方が上位レイヤーの考え方になります。「生産計画→生産統制」がちゃんとなされているか?を見る必要があります。

ほとんどの場合、ちゃんとなされていません。事例になるような企業ですからね(笑)

 

生産計画は、

  1. そもそも生産計画は立てているのか?
  2. 全体最適な計画になっているか?(部署ごとバラバラで立てていないか?)
  3. 計画のスパンは長くないか?適切なタイミングで見直しがされているか?

という順番で見ていくといいと思います。また、

「計画立案の専任担当者がいるか?」も重要です。生産計の立案・管理は、製造業においてとても重要な仕事ですので、片手間でできるような仕事ではないと思います。

生産性・生産効率の向上(全体の19%)

これもほぼ毎回問われる内容です。生産管理に比べて解答しやすく、落としたくない設問ですね。

ただ、この設問自体は易しいのですが、「生産管理と生産性・生産効率の向上の切り分けが難しい場合が多い」です。

ここを間違えると、どっちに何を書いたら良いか分からなくなります。解決方法は、だいまつさんブログを読んでください(笑)

実際の解答は、

  • 内段取りの外段取り化
  • 生産方法の標準化・マニュアル化
  • OJTによる教育

で大体解決です。特に、生産方法はだいたい自己流なんですよね(笑)

さっさと標準化・マニュアル化してOJTで教育しましょう。

SWOT(全体の10%)

SWOTも良く出る問題ですが全体の10%ですので、出たり出なかったり、配点が低かったりします。

事例企業は中小企業ですから、「大規模な生産設備」や「大量生産によるコスト安」が強みになることはあまりなく、「独自の技術や特許」「優秀な工員」などが強みになります。

弱みは、QCD(品質・コスト・納期)などの基本的なことが多いかと思います。事例企業になるくらいですので、弱みだらけの場合も多いですよね(笑)

機会・脅威を聞かれることもあるかもしれませんが、それほど難しい問題は出ないでしょうか。

IT(番外編)

ITは全ての分野と絡めて出てきます。

平成29年度では「ホームページ活用方法」という事例Ⅱっぽい問題が出ましたが、ほとんどはシステムを使った生産効率向上ではないでしょうか。平成30年度もそういう視点で出ましたよね。

データベースの知識などがあるといいかもしれませんが、それほど深い知識は必要ありませんので、一次試験に合格したレベルがあれば良いのではないでしょうか。

 

とにかく事例Ⅲは「切り分け」さえできれば、回答を書くのはそれほど難しくないと思います。それを余すことなく書いているだいまつさんブログ、もう一度貼っときますね。

「中小企業診断士試験 一発合格道場」だいまつさんによる「【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」は→こちら

ファイナルペーパー

私が作成した事例Ⅲのファイナルペーパーです。

ファイナルペーパー事例Ⅲ

※別ウィンドウでPDFファイルが開きます。

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