【中小企業診断士 二次試験】口述試験対策

【中小企業診断士 二次試験】口述試験対策

さあ、残すは口述試験のみ!

 

こんにちは。中小企業診断士のまっころです。

 

さて、最大の難関である二次の筆記試験に合格すると、あとは口述試験を残すのみですね。

 

ここまで来ると完全に合格モード。「遂にやったぞ」という気持ちになりますし、周囲から「おめでとう」と言われることもあると思います。

 

あともうひと踏ん張り。口述試験の対策をしてしまいましょう。

 

あとは粛々と手続きを進めていけば、中小企業診断士になることができます。

 

口述試験について

口述試験とは

口述試験とは、二次試験(筆記試験)の合格者を対象に実施される試験です。

 

二次試験というと、難関である筆記試験のことを指すことが多いですが、実は筆記試験と口述試験がセットになった試験です。

第2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行います。

引用:中小企業診断士第2次試験案内・申込書
URL:https://www.j-smeca.jp/attach/test/h31/h31_2ji_annai.pdf

 

口述試験の合格率

ご存じの方が多いと思いますが、口述試験はほぼ合格できる試験です。

 

中小企業診断協会のウェブサイトで公開されている口述試験の合格率です。

年度

筆記試験
合格者
口述試験
合格者
合格率
平成16年度 648人 646人 99.7%
平成17年度 704人 702人 99.7%
平成18年度 806人 805人 99.9%
平成19年度 800人 799人 99.9%
平成20年度 877人 875人 99.8%
平成21年度 955人 951人 99.6%
平成22年度 927人 925人 99.8%
平成23年度 794人 790人 99.5%
平成24年度 1,220人 1,220人 100.0%
平成25年度 915人 910人 99.5%
平成26年度 1,190人 1,185人 99.6%
平成27年度 944人 944人 100.0%
平成28年度 842人 842人 100.0%
平成29年度 830人 828人 99.8%
平成30年度 906人 905人 99.9%

 

平成16年度以降、合格率が99%を下回ったことがありません

 

合格できなかった人は、何らかの事情で受験できなかった人だと言われています。

また、一部では、質問に対して沈黙や「分かりません」を続けてしまった人も落ちる可能性があると言われています。

 

とはいえ、ほぼ合格できる試験です。

 

私の場合

私の場合、口述試験の1日はこんな感じでした。

 

再現解答もありますのでご参考に。

口述試験の1日【当日の再現解答あり】

 

口述試験の対策

さて、では具体的に、口述試験の対策を書いていきたいと思います。

 

試験の日時・場所を確認する

当たり前ですが、最重要です。

 

口述試験を受ける方には「口述試験受験票」が届きますので、確認はそれからでかまいません。

 

わざわざ書かなくても大丈夫だとは思いますが、注意点としては、

  • 二次試験(筆記)とは会場が異なる場合が多いです。
  • 口述試験という性質上、試験の開始時刻は人それぞれ異なります。友達と一緒に行くなんていう人は要注意です。
  • 開始時刻の30分前までに到着し、受付を済ませる必要があります。

このあたりでしょうか。

 

余談ですが、受験番号は筆記試験の時と同じになるみたいですね。筆記試験と口述試験を合わせて二次試験ですからね。

 

スーツを用意する

スーツじゃないと合格できないなんてことはありませんが、現実問題として、受験生の99%がスーツにネクタイでした。

 

私は、口述試験に限り、予備校の対策講座を受講しました。その際、私はスーツではなく、Tシャツにジャケットで受講したのですが、先生に、「当日はシャツを着てネクタイ締めてくださいね」と言われました。

 

口述試験の1日【当日の再現解答あり】」でも書きましたが、私が受験した」際、1人だけ、スウェットっぽい服を着てた人がいました。

口述試験の1日【当日の再現解答あり】

 

後日発表された合格者数を見ると、その方も合格したようですので、スーツじゃないと落ちるなんということは一切ありません。

 

でも、やっぱりスーツじゃないと目立ちます。

 

どうしてものこだわりがある方や、スーツを用意できない方以外は、スーツで挑んだ方が精神衛生上よろしいかと思います。

 

与件文・設問文を読み直す

さて、ここからは実際の試験に向けた対策となります。

 

口述試験では、その年の二次試験(筆記)の事例Ⅰ~Ⅳを元に、問題が口頭で出題され、口頭で答える試験です。

 

少なくとも事例Ⅰ~ⅣのA社~D社がどんな会社だったか、覚えてないといけません。前触れも何もなく、いきなり「A社では・・・」と問題が始まります。

 

そこで、

  • どこのA社ですか?
  • A社の業種って何でしたっけ?

と聞くことはできません。

※困ったら聞きましょう!若干は呆れられるかもしれませんが、教えてくれるはずです。

 

ちなみに、あくまでその年の二次試験(筆記)です。過去問を読み込む必要はありません

 

再現答案を読み直す

二次試験(筆記)の当日に、自分が書いた答案を読み直しましょう。

 

また、各予備校から出ている解答速報も参考までに目を通しておくと良いと思います。

 

再現答案を作っていないという人は、予備校の解答速報だけでも構いません。充分対策になります。

 

「二次試験(筆記)と同じ設問は出ないのでは?」と思うかもしれませんが、二次試験(筆記)で問われた内容は、事例企業の問題や課題を表したものになっています。

 

それに関連付けた質問がされるケースも多いですし、事例企業の課題を再確認することにも繋がるため、効果的です。

 

再現答案(予備校の解答速報でもOK)は、設問文とセットで必ず読んでおきましょう

 

口頭で解答する練習をする

さて、この練習は、結構重要だったりします。

 

同じ問題でも、目で見て読むのと、耳から聞くのでは、受け取り方が全くと言って良いほど変わってきます。

 

私は、与件文・設問文・自分の再現答案・予備校がネット上で公開している口述試験模擬問題まで十分に読み込んだ後、妻に口頭で問題を出してもらいました。

 

その結果・・・問題が全く頭に入ってこない・・・。頭が真っ白になりました。

 

 

一人暮らしの方は、「スマホに自分で録音して、それを聞く」でも良いので、一度練習されると良いと思います。

 

予備校の口述試験対策講座に申し込む

これをやっておけば大丈夫でしょう。予備校の口述試験対策講座です。

 

私は、一次試験~二次試験を通じて完全独学(模試すら受けなかった!)ですが、唯一口述試験対策講座だけは受講しました。

 

理由は、

  • 絶対に落とせない試験であること
  • 受講料が約3,000円と安かったこと
  • 1回20分程度で終わること

などです。

 

ただ、枠に限りがありすぐ埋まってしまうので、受講を希望される方はすぐに申し込んだ方良いと思います。

 

主要な予備校の口述試験対策講座のURLを貼っておきますね。

http://www.lec-jp.com/shindanshi/juken/2ji/koujutsu.html

https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_kousemi-yoyaku.html

https://www.o-hara.ac.jp/best/chusho/sokuhou2/

 

さいごに

こんな対策をしつつ、私が挑んだ口述試験はこんな感じでした。

 

口述試験の1日【当日の再現解答あり】

 

長々と書かせていただきましたが、結局のところ、時間通りに行けば受かる試験です。

 

中小企業診断士まではあと少し!口述試験頑張ってください!

 

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